【11月個展】ストーリー#2

 【虹がうまれた】~私の小さなストーリー~

原案
(絵本仮題名)「こはなちゃんと虹の花」 ストーリー作家 のり

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#2

みんなに受け入れてもらえない悲しみで
こはなちゃんがシクシク泣いていると
真っ赤なお日さまが話しかけてきました。

「こはなちゃん、なんで泣いているの?」

「お日さま聞いて。
みんなが、わたしはみんなとは違って変だって言うの。
だから、仲間に入れてくれないの。」

悲しそうに、涙をこぼしているこはなちゃん。

「そう・・・。みんなに変だと言われたのが悲しかったのね。
でも、わたしはこはなちゃんは、そのままで十分可愛いと思うよ。
こはなちゃんは、色のないお花は嫌いかい?」

「ううん、好き。生まれた時からずーっと一緒だもん。」

「そうだよね、こはなちゃんはみんなと何も変わらない。
ただ、お花に色がない。それだけなんだよ。
それにね、色がないってことは、
新しくこはなちゃんの色を付けられるってことでもあるんだよ。
きっとみんなはね、見えていることだけで判断してしまっているんだろう。
こはなちゃん自身じゃなく、みんなと違うんだってだけでね。
大丈夫、こはなちゃんはこはなちゃんの色を探せばいい。
みんなと違ってていいんだよ。
大好きを集めればいい。
さあさ、もう泣かないで。
お日さまのあめをあげようね。これを食べて元気をおだし。」

「お日さま、ありがとう。」

こはなちゃんは、お日さまからあめを受け取ります。

そのあめは、お日さまと同じ真っ赤でまん丸いあめ。

ぱくっと食べるとほんわか甘くて、ぽかぽかお日さまの味がするよ。

心がほわっとあったかくて、お日さまに抱っこされているみたい。
人に包まれる、認められるってきっとこんな感じ。

お日さまみたいに、みんなも”そのままでいいよ”って言ってくれたらいいな。

お日さまを見上げるこはなちゃんは、にこにこの笑顔になりました。

ぽんっと音を立てて
こはなちゃんの7枚ある、頭の花の花びらの1枚が
お日さまと同じぽかぽかの赤になりました。

「大好きなお日さまと同じ赤色だぁ~」

「最初はわたしと同じ色だったんだねぇ。
これからもきっとこはなちゃんにぴったりの色が見つかるよ。
いつもこはなちゃんらしくいるんだよ。」

「お日さまどうもありがとう」

こはなちゃんの心はほわっと暖かくて、自然と笑顔があふれました。


 

 

個展
「虹がうまれた」
~私の小さなストーリー~

日時:11/14~28 10:30~19:00
(初日open13:00を予定)
場所:四谷三丁目のギャラリー

●おはなし会開催 詳細

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