初日から、私がギャラリーでお話しさせてもらった方にどれに惹かれましたか?
どれが気になりましたか?と聞いているのですけど
気になる作品がみんなかぶりません。
最後の、オレンジの壁に展示してある作品たちから発するメッセージが強いので
そこが気になる方が多いですが、ひとつどれかってなるとかぶらないんですね。
それだけ、みんなひとりひとり心も違う、感じ方も違う。
もう、すでにそれだけで、
”みんな違ってそれでいい。”っていう個展のコンセプトにつながってきています。
どれが気になる?どれに惹かれる?
に正解はないんですよ。
人が感じた”心”、”感情”に、
「そんな風に思うのおかしいよ!」って言われるのも言うのもおかしい。
ただ、感じ方が違うだけ。
ただ、意見が違うだけ。
ただ、見方が違うだけ。
それでよくないですか?
相手はそう思う。
自分はそう思う。
それでよくないですか?
好きなものも、嫌いなものもみんな違う。
同じだったら、嬉しいね。
違ったら、面白いじゃん。
わたしはね、ずーーーーっと
変わってるねって言われ続けてきたし
ずーーーーっと
人と感じ方がちがうなぁって思ってきたので
みんな一緒であることがよしとされるのが強いことに
ずっと違和感を抱えながら来ましたし
そういう考えに触れると
もうどんよりしちゃうんですよ。
それって個性をつぶすことだと私は感じるのです。
個性的な人を多少なりともみんな変な目でみるでしょ?
変わってる人、個性的な人は変な人扱い。
でも、自分の個性を全開で出せてる人なんだよ。
それって怖いことでもあると思いませんか?
すごくない?
私は最近、変わってるねとは言われなくなり、わだのさんおもしろいねーと言われるようになりました。
変わってて面白いって意味だと分かっているけど、すごく嬉しいです。
変わっていなかったら、作家なんてできないし
私はもっと変人になりたいです。
変人、変態はもはや私には誉め言葉でしかない。